Lux Renderの使い方を考える。

  • Lux Renderは同種のunbiasedなレンダラ同様、終わりがないレンダラです。

常に計算し続け、だんだんノイズが取れて行くので、納得行くところで停止するという流れになります。
もしアニメに使うのであれば、必然的に「一定時間後に終了する」という設定が必要になるでしょう。試した事ないけど。

  • ポストエフェクトの表現力が高い

ライトグループの色や強さ、レンズエフェクトなどはあとからいくらでも変更が利くので、Blenderエクスポート時にはこの辺の設定を考えずにレンダリングを始めても問題ない。

  • レジュームできる

シーンファイル群(default-geom.lxo/default-mat.lxm/default-vol.lxv/default.lxs)とフィルムデータ(.flm)ファイルをコピー保存しておけば、LuxRenderアプリケーションから読み直してレジューム可能。シーンファイル群はBlenderエクスポート時にはワーキングディレクトリに上書きされるので、複数のレンダリング状態を別個保存する時には手作業で移動しておくべき。
.lxsファイルをエディタで開いて、ディレクトリ設定を相対パス(./)にしておくとフォルダ管理しやすくて便利。

ノイズが取れるまでの時間概ねレイトレーサーより数倍〜数十倍遅い感じです。
ただ、終わりがないレンダラであるため、どこで妥協するかという問題になると思います。
Core2Duo 2GHzで試してますが、このスペックでは現実的には半日とか回さないとノイズは取れない模様。
個人的には、レンダリングが進んでいないノイズ塗れな絵も、妙に味があって好きだったりしますが、複雑な形状のグラスなどはノイズが取れにくい漢字。
メモリ効率は複雑なシーンをあまり試していないので要検証ですね。
ライトを増やし過ぎるとやはりレンダリング時間に影響が出ると思うけど、レイトレーシングのように単純に増えて行くのではなくライトグループ数で考えた方がよさそう(検証中)。
収差が発生するようなガラス体が多く、コントラストが複雑なシーンほどノイズが取れにくいのでレイトレーシング時のレンダリング時間節約方法は一旦忘れた方がいいかも。