「さし絵スタジオ」に思う

六角大王というわかりやすい3Dソフトの制作者が、興味深いインタビューに応えている。
http://www.innovative.jp/interview/2008/0222.php
あんなに使い易いソフトでも、難しいと言われたと言う。
そして、ジャストシステムとのOEMと併行して「さし絵スタジオ」という機能/目的を簡易化したソフトをリリースされたという話。
機能を限定するというのは、とても判り易くできる一例だ。加えてこのソフトでは目的までもシュリンクされている。3Dオブジェクトを作るツールであることもやめて、操作性に拘りのある古島氏が「さし絵」調整機能に絞って提供したというのだから、「物やキャラを配置して絵を得るための」3Dソフトとしては現在もっとも絞ったアプローチではなかろうか。
モデルデータは差し替え可能なプリセットであり、角度やパーツは自在に差し替えられる。製品化のアプローチとしては最強のグッド・ラッパーなのかもしれない。
ただ、「そもそも3Dモデリングなんかしたくないんだ」というユースにまで遡ってしまうので、どうしても俺の購買意欲には繋がらないのだけど。