2008-03-12から1日間の記事一覧

なんとかまとまった。

ここまでのお話をまとめると、 Blenderはバッドノウハウの集合体ではない Blender使いは「奥が深い症候群」の人とはちょっと違う Blenderはアーティストツール形の道具であり、プリセットという名のグッドラッパーが標準であるとより便利なツールに進化する…

バッドノウハウ、グッドラッパー、それに続くアーティストツールという道具立ての軸がある

そろそろ語弊が大きくなりすぎた。グッドラッパーに対比されるこれらの「バッドノウハウ気味な、汎用性の高い道具立てのアプローチ」を、ここでは欺瞞と皮肉を混めて「アーティストツール」と呼称してみる事にする。 アーティストツールとは、そもそも一意か…

表現するための可能性に惹かれているのだ

T/O。って訳にもいかんので補足。見出し通りの考えになると、もうバッドノウハウかどうかよりも汎用性が高くて可能性が感じられ、かつ効率的なソフトであればなんでもいいという事になる。 「最近主流の機能は全部用意したぜ」というソフトよりも、「最近主…

「さし絵スタジオ」に思う

六角大王というわかりやすい3Dソフトの制作者が、興味深いインタビューに応えている。 http://www.innovative.jp/interview/2008/0222.php あんなに使い易いソフトでも、難しいと言われたと言う。 そして、ジャストシステムとのOEMと併行して「さし絵スタジ…

そしてBlenderは奥深さを提供し続ける

実のところ、奥が深いといって喜びを見出せる点は山積みだ。node編集機能なんかは最たるものかもしれない。いろんなレンダーパスに自在な変位を加えられるので、なんだかわからないもの作りから微調整にまで汎用性がある。 nodeは、Blenderの一般機能では直…

学習曲線はどうだろ。

「慣れたら使い易いソフト」および「慣れなくても使い易いソフト」を、みっちり一年間修行して習得した場合に、表現のためのスキルはどちらが高くなるだろう。 ……だめだ。これだけじゃ、何も想像できやしない。理由は単純で、「慣れたら効率が高くなるソフト…

「使い易さ」と「判り易さ」は相関するのだろうか

改めて「バッドノウハウと奥が深い症候群」を再読して、まず「バッドノウハウ」の端的なまとめとして、「本来は知りたくもないノウハウ」という表現に着目してみる。 3Dソフトにとって、知りたいノウハウと知りたくもないノウハウを分類することに意味があり…

「わかりやすさ」というものを考えてみる

そもそも「わかりやすさ」とはなんだろう。直感で操作できること、ってのが大事なんだけど、じゃあその直感ってどこで育まれるかというと、社会とかになる。幼児が大人になる過程では、親や教師から学んだことだけで育つわけじゃない。社会に触れて外部を認…

Blenderにおける「奥が深い症候群」を考える

うーん。 Google SketchUpにハマっている知人から、「Blender使いは『奥が深い症候群』に掛かっているのではないか」という指摘を受けて大人げない口論をしてしまった。最終的に折れたんだけど。 そもそもBlenderとSketchUpではかなり分野が違うし、直接比較…